Cookieとは?Cookie(クッキー)の意味を丁寧に解説

マーケティングの用語、Cookie(クッキー)の意味を解説していきます。

Cookie(クッキー)とはWebサイトにアクセスしてユーザーのパソコンに
一時的にデータを保存する仕組みを指す
Webマーケティングで使われることの多い用語です。

Cookie(クッキー)はWebサイトにアクセスするユーザーではなく、
Webサイトの運営者や広告主が利用するための仕組みになります。

Webサイトの運営者にとってはデータの収集や効率的な広告の出稿のために利用でき、
ユーザーにとってはWebコンテンツを快適に利用できるなど、
お互いにとってメリットのある仕組みになっています。

Cookie(クッキー)は無料の会員証のような働きをする

ユーザーの視点からすると、
Cookie(クッキー)とはお店に行けばもらえる会員証のような仕組みです。

美容院の会員証や病院のカルテをイメージすると
Cookie(クッキー)が想像しやすいかもしれません。

美容院に行くと最初に会員証を提示する店舗が多いです。

会員証の内容や会員番号に紐付けされている内容で
前回どのような施術を受けたか(どのくらい短く切った、何色に染めた)
前回の来店からどのくらいの期間が空いたのか、
など、サービスを受けるために必要な情報をお店に渡すことができます。

そのため、会員証があれば、
前回来店した時の内容に合わせて、
今回最適なメニューでサービスを受けることができます。

病院のカルテも同じですよね。

カルテに治療内容が記録できているから
同じ病院に行けば前回の続きからの治療が受けられる。

WebサイトにおけるCookie(クッキー)も
同じ様な働きをする仕組みです。

1度Webサイトにアクセスすると、
自動的に無料の会員証(Cookie)がパソコンに保存され、
次に同じWebサイトにアクセスした時に
WebサイトがパソコンのCookie(クッキー)を読み取ることで
前回閲覧していた内容から最適なコンテンツを提供してくれます。

では、次に具体的にCookie(クッキー)が利用される場面を解説していきます。

Cookie(クッキー)が利用される具体例

では、実際にWebコンテンツを利用していて、
どういう場面でCookie(クッキー)が利用されているのかを紹介していきます。

Cookie(クッキー)が利用される具体例1:IDやパスワードの保存

インターネットショッピングや会員制サイトを利用する場合、
ログインの画面で次のような確認を見たことはありませんか?

「次回からメールアドレスの入力を省略する」
「パスワードを保存する」

これらの確認にチェックを入れて保存した場合、
次回から入力を省略することができます。

ここで使われているのがCookie(クッキー)なのです。

個人情報やパスワードの自動入力を承諾したユーザーの
パソコンにCookie(クッキー)を保存しておくことによって
次回からは入力の手間を省くことができるんです。

Cookie(クッキー)が利用される具体例2:行動ターゲティング広告

Cookie(クッキー)を使ったインターネット広告の手法もあります。

それが行動ターゲティング広告です。

Webページを閲覧していると、
そのWebページとは関係性の薄いバナー広告が表示されることがあります。

たとえばパソコンやスマートフォンに関する情報サイトを閲覧しているのに
自動車メーカーの広告が表示される場合などです。

このような広告のことを行動ターゲティング広告と呼び、
Webページの内容に合わせた広告ではなく、
ユーザーのパソコンに保存されているCookie(クッキー)を読み取り、
過去のWebサイトへのアクセス履歴から広告を表示します。

行動ターゲティング広告の広告主が自社のWebサイトに
Cookie(クッキー)を発行するためのタグを設置し、
アクセスしてきたユーザーのパソコンにCookie(クッキー)を保存します。

そうすると、ユーザーが他のWebサイトを訪れた際にも、
バナー広告がCookie(クッキー)を読み取り
過去にアクセスした広告主のバナー広告が表示されます。

Cookie(クッキー)の問題点

非常に便利な仕組みのCookie(クッキー)ですが、
プライバシー保護の観点からは問題点も指摘されています。

インターネットカフェや公共のパソコンなど、
不特定多数で共用で使うパソコンの場合、
利用後にパソコンにCookie(クッキー)が残っていれば
次にそのパソコンを使った人に情報を使われてしまう可能性があります。

たとえば、共用のパソコンでインターネットショッピングのサイトにログインし、
その際に自動ログインの設定をしてしまった場合、
Cookie(クッキー)を削除しておかないと次にパソコンを利用する人が
あなたの会員情報でインターネットショッピングのサイトに
ログインできてしまう危険性があります。

そのため、自分以外の人が使う可能性のあるパソコンを操作する場合には
Cookie(クッキー)を無効にする、または使った後にCookie(クッキー)を削除するなど、
Cookie(クッキー)の扱いに注意する必要が出てきます。

まとめ:Cookie(クッキー)

メリット・デメリットともに持っているCookie(クッキー)ですが、
現在のインターネット環境、ITの環境では
Cookie(クッキー)は必要不可欠な仕組みになっています。

問題点やデメリットをしっかりと理解し、
それに対する対策などをしっかりと行った上で
Cookie(クッキー)を活用していく必要があるのです。

以上が、マーケティングの用語、Cookie(クッキー)の意味になります。

ぜひ、参考にしてください。

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