フェイスシートとは?フェイスシートの意味を丁寧に解説

マーケティングの用語、
フェイスシートの意味を解説していきます。

フェイスシートとはアンケート調査、世論調査などで
調査対象となる人の個人情報・プロフィール情報が
記載されている票のことを指します。

もしくは、その項目自体を
フェイスシートと呼ぶこともあります。

アンケート調査で利用されるフェイスシートの項目の例として
名前、住所、電話番号、生年月日等など、
アンケート調査における回答者の個人情報が挙げられます。

フェイスシートはセグメント(セグメンテーション)の重要な分析軸となる

フェイスシートの項目である、回答者の個人情報、
名前、住所、電話番号、生年月日等は
アンケート調査の集計の際に重要な情報となります。

アンケート調査の結果をセグメント(セグメンテーション)、
つまり、情報によってグループ分け、分類する際に
重要な分析の軸となるからです。

そのため、アンケート調査においては、
アンケート調査で取得する調査項目、情報の他にも
回答者の個人情報・属性情報として
フェイスシートも同時にアンケート調査の結果と紐付け、
データとして収集する必要性が出てきます。

フェイスシートを使ったアンケート調査は絞り込み・整理が必要な調査で有効

フェイスシートを使ったアンケート調査は
アンケート結果の情報を絞り込んだり、また、
データを整理する場合に有効になる手法となります。

フェイスシートによって
姓名、年齢、住所、電話番号、メールアドレスなどの
個人情報をはじめとした、
アンケート調査の対象となる人の属性を分けるための
情報をアンケート結果と同時に収集することになります。

これら、フェイスシートの情報は、
アンケート回収、データ集計後に、
データの整理を容易にしたり、
また、回答者を特定の属性に分けるための項目になります。

つまり、フェイスシート上のこれらの
アンケート調査の対象者の個人情報・属性情報は、
調査・集計後の有効対象の絞り込み、また、
データ整理の際に有効になるデータです。

たとえば、アンケート調査への回答者の「住所」や「居住地」の
情報をフェイスシートで得ることができれば、
地域別の調査結果をデータとして取得できます。

その結果をもとに、地域別にマーケティング戦略を構築するなど、
アンケート調査の結果を有効に扱うことができるのです。

アンケート調査後に有効対象の絞り込みを行ったり、
データの整理が必要になるアンケート調査では、
フェイスシートを用意しておくことが
効果的・効率的なアンケート調査ということになります。

フェイスシートはアンケート調査前の段階での区分けをする方法

一般的にフェイスシートでは、
アンケート調査の前段階における調査対象の区分けに利用されます。

そのため、アンケート内の設問では特定対象を指定した
調査を行うための設問を用意し、
フェイスシートではそれと異なる、前段階での回答者の区分けのための
項目を用意していくことになります。

フェイスシートはアンケート調査開始の前段階での
調査対象者を区分けするための属性などの項目。

そして、フェイスシートによって区分けされた後に
より詳しい情報を調査・収集するための設問を設ける。

これがアンケート調査におけるフェイスシートの使い方であり、
また、重要なアンケート調査の手法ということになります。

フェイスシートは個人情報の収集であり、取り扱いに注意が必要

フェイスシートで調査対象者から収集する項目については
対象者の属性に関する情報となります。

そのため、回答者の個人情報を収集するための質問となり、
非常に重要な扱いの求められる質問となります。

フェイスシートの収集の方法によっては
回答率を下げることになりかねないので、
回答者の立場に立ってフェイスシートの項目を
収集する方法を考える必要があります。

たとえば、フェイスシートの項目は
プライベートな情報・個人情報となりますので、
回収後にしっかりと個人情報を保護すること、
適切に保管されることを伝える必要があります。

また、フェイスシートの項目を何に利用するのか、
つまり、アンケート結果のより詳細な集計のために利用するのであって、
他の用途には一切利用しないことを伝えることも必要です。

また、個人情報を適切に扱っているとして、
Pマーク(プライバシーマーク)を提示するなど、
とにかく個人情報を適切に扱っていること、
適切な用途・目的にのみ使うことを示す必要性があります。

まとめ:フェイスシート

フェイスシートはアンケート調査の結果得られたデータを
整理したり、回答者の属性別に分ける場合には
非常に有効な手段であり、必要な情報となります。

ただし、フェイスシートにおける情報は
アンケート調査へ回答する人の個人情報になるため、
フェイスシートの項目を収集する場合には最新の注意が必要となります。

フェイスシートによる情報の収集の方法が適切でない場合、
アンケート調査への回答者が記入を拒否してしまい、
回答率を下げてしまう原因になってしまいます。

どうすればアンケート調査の回答率を下げることなく、
フェイスシートの情報も同時に収集することができるのか、
その方法を考えていくことが
フェイスシートを利用したアンケート調査では
重要になってくるでしょう。

以上が、マーケティングの用語、フェイスシートの意味になります。

ぜひ、参考にしてください。

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