菊乃井本店(京都・祇園)ディナーの感想と写真ということで、紅葉真っ盛りの京都に遊びにいったとき、(仕事も兼ねて)、兼ねてから行きたかった菊乃井本店さんにお伺いすることができたので、ディナーの写真と感想を述べていこうと思います。
菊乃井本店(京都祇園)とは
以下公式サイトの説明ですが
大正元年(1912年)創業。京料理・懐石料理の料亭「菊乃井」では慶事や仏事、接待などお客様の大切なお時間がよりいっそうお心に残るものになるよう、 一期一会のおもてなしの心で皆様をお待ちしております。
引用元:http://kikunoi.jp/kikunoiweb/Top/index
一言でいえば、一生に一度行きたい懐石料理の料亭、でしょうか。
菊乃井本店(京都祇園)さんはミシュランの星は当然としても、格式として、一度は憧れる料亭・懐石料理の老舗中の老舗となります。
それこそ、結納などの席にでも使われるのではないでしょうが。
もちろん、味でいえば、菊乃井本店(京都祇園)さんのように「わかりやすいお店」を好まない食通な方々もいるでしょう。
私もその気持ちはわかります。
が、やはり、それはそれ。これはこれ。
私がお伺いした菊乃井本店(京都祇園)さんはなにより紅葉真っ盛りの京都が最も美しい季節。
そんな季節に菊乃井本店(京都祇園)さんが出してくださる五感で楽しめる料理にも興味がありお伺いさせていただきましたので以下に画像と写真多めにレポートさせていただこうと思います。
菊乃井本店(京都・祇園)ディナーの感想と写真まとめ
仕事をして、紅葉も見て、いい頃合いの時間帯。
ここを歩くと「俺もついにここまで来たか」とちっぽけな自尊心を埋めてくれます。笑
個室に通されての、お盆
最初のお酒をいただく杯、文字がカッコイイ
梅のお茶(だった気がする)でほっと一息。気さくな空気を女将さんが出してくださいます。
ひざ掛け。菊乃井さんの家紋?がドカンと。もしかすると持ち帰りのテイクアウト可能だったのかも。
最初のお膳、後述する小さなおこわなどをいただきました
食前酒、果実酒をいただきました(昔で覚えてない)
おこわ。
ぺろりと一口。
今日の献立。大抵いつも八寸に漢字が読めない料理が1つはある法則。
紅葉の八寸、カラスミ(真ん中のデカいの)がでかすぎて歓喜。日本酒が進みまくる
思わず連写。カラスミをちびりちびりかじりながら日本酒を楽しみました。
大きめの柚子を使って豆腐をいれた料理、絶品!
昆布で作っている籠。女将さんに「そちらの籠も食べられますよ」と言われて気づいたほどの美しさと完成度。もちろん味も最高。酒が進みすぎてやばいやつです
ボタンエビの刺し身。プリプリのねっとりのみんな大好きなやつ。
引きでも。
右側にあるのがカラスミ(ちびちび食べるのでまだ残ってる。というかそれくらいデカいカラスミでした)
日本酒。確か菊乃井さんのオリジナルを飲んだ、はず覚えてない
大間のマグロの脳天。大トロとは比べられないほどめっちゃ貴重らしい。左下は卵黄の醤油だった気がする
大間のマグロ脳天アップ、上にのってるのは辛子(カラシ)。とろけ具合がこの世の絶頂モノでした。贅沢な美味さ
すっぽん&フカヒレ鍋。バチがあたりそうな贅沢さ。いや、普段頑張ってるからこそのご褒美です。
ちょうどいいサイズのすっぽん&フカヒレ鍋でした。多分、マグロの脂をこの鍋=汁物で一旦リセット的な構成なのかなと。
りんごとワサビのソルベ(シャーベット)で箸休め。これ、一番感動したかも。食べた瞬間はリンゴとソルベの冷たさが口の中に広がり、溶けるときにワサビのすっきり感が口にブワッとでてきます。マジでビビったし、日本一と名高い菊乃井本店さん職人技を目の当たりにしました。ほんと感動しました。
スプーンに、深作、みたいな彫りがあったのでパシャリ。
カニ味噌。口がすっきりしてから濃厚ゾーン。またお酒が進みます
美しい盛り付けのカニ。紅葉の落ち葉は近くで拾ってきて洗ったものとのこと。うーん、素晴らしい演出。
カニ味噌をこそげとっていただきました。これだけでご飯2膳いけそうなほどのお味。
私と同い年くらいの爽やかな板前さんが丁寧に焼いてくださりました。ありがとうございます。
香り高い焼きガニ。レモンで。
他の部位もあますことなく。
しめ鯖やなますで箸休め。柿の器にはいってでてきました。
懐石料理の花形、椀物、満を持して登場。
椀物の蓋をあけると、別世界。美しさと美味さ。何がはいってたかは忘れたが、開けた瞬間に香るカツオの香りは今も思い出せます。目でも楽しめる懐石料理の花形、素晴らしかったです。
この日のご飯はいくらご飯。写真だとわかりませんがデカい。来た人全員で食いきれなかったです
私も同世代男性とくらべて食べる方だと思いますが、この時点でけっこう腹がいいあんばいに。なので一膳だけ。
毎日食べたい献立。
デザートは代白柿にブランデーがかかったもの。これも凄かったです、こんな柿があるのか、と初体験でした。
写真でとろとろ感を出せずに申し訳ないくらい、トロトロの甘みで、柿の最上級のものを初めて感じた瞬間でした
更に羊羹のようなケーキのようなもの、イチョウの葉が彩り綺麗で京都の秋を感じさせます。もしかしたらコースの最後ってことで哀愁的な意味合いもあるのかもしれませんね。
お抹茶をいただいて、ご馳走様でした。会計は1人4万円くらいのコース+お酒代なり。
お持ち帰りしたいくらご飯をホテルでパシャリ。代表して私が持ち帰ることに。
ホテルで冷凍保存してもらい、帰宅して2日かけて食べきりました。箱代300円出して持ち帰ったかいがありました。
ほんとご馳走様でした。
肉もいいですが、季節を五感で楽しめる懐石料理や和食やお寿司、大好きです。
総評:菊乃井本店(京都・祇園)ディナーの感想
紅葉の時期、日本でも最も美しい紅葉とされる京都。
そんな11月末にお伺いさせていただき、予約戦争を勝ち取り菊乃井本店さんに辿りつけた時のディナーと写真の感想でした。
懐石料理は季節によって、出て来る食材も違えば、食べ方に何工夫もあり、五感で味わいを感じ尽くせる至高の料理。
そんな懐石料理の頂点ともいえる菊乃井本店(京都祇園)さんですが、噂によると、調理場のレシピや仕込みはオペレーションされてある程度マニュアルになっているそうです。
なので、新人でも、そのマニュアルに触れることができ、本番さながらの調理を実践レベルで勉強できるとか。
もちろん、板場の修行は修行で厳しいものがあると思いますが今時の若い板前さんを育てるために合理的なノウハウを社内のオペレーションとして取り組まれている姿勢には、同じく生産性や国内の労働環境の改善を実践している私は共感を感じざるをえませんでした。
もちろん、味も抜群。
そもそもマニュアルというのは、誰が取り組んでもブレずに、一定のレベルを維持するためのもの。
それを良しとするのか、美徳と感じない方の意見もわかりますが、個人的にはハイレベルなマニュアルであればあるべきオペレーションだと思いますし、私のような小さな会社の経営者ほど徹底するべきだとも思います。
このように食でも楽しませていただきましたが、ビジネスの成果、学びとしても大きいものがありましたので京都出張はタメになりましたね。
帰りぎわに、女将さんとお話させていただいた時に「お若いのに、またお越しやす〜」みたいなこと(うろ覚えですが)を言われて少し誇らしかった自分もいました。
日本の季節のなかでも、美しさと儚さ、そして一瞬の季節を切り取ることができる紅葉満開の季節の京都。
楽しまれる方は是非、この時期の菊乃井本店さんに行ってみてはいかがでしょうか。
以上、菊乃井本店(京都・祇園)ディナーの感想と写真でした。
店名 | 菊乃井本店(京都・祇園) |
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ジャンル | 懐石料理・料亭、ミシュラン星獲得とのこと。 |
住所・GoogleMap(グーグルマップ) | 京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町459 |
電話番号 | 075-561-0015 |
公式サイト・食べログなどURL |
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リアルに支払った金額・値段・予算(税込み) | コースで1人約4万円+お酒+持ち帰りのご飯を詰めていただいた箱代300円くらい(だった気がする) |
【タイトル】最後に一言 |
毎度のごとくグルメぶるつもりも 食通ぶるつもりもありません。 しかし大事なのは なぜなら、これはビジネスで成功する方も同じマインドだからです。 ビジネスでも「学ぶ」ではなく「学ばさせていただく」という |
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