Webマーケティングの用語、ウェブトゥリード(Web to Lead)の意味を解説していきます。
ウェブトゥリードとは、Web上で見込み客、見込み顧客(リード)を収集することを
意味するマーケティングの用語です。
具体的には、自社のWebサイトにアクセスしてきた人に、
資料請求やお問い合わせをしてもらうことによって、
本人自身に個人情報を登録させる仕組みのことをウェブトゥリードといいます。
以前は見込み客、見込み顧客(リード)のデータを集めるには
展示会やセミナーを開催することが主流でしたが、
インターネットが普及してからはウェブトゥリードが一般的になりました。
ウェブトゥリードはインターネット、Webサイトから
見込み客、見込み顧客(リード)の個人情報を取得できるので、
データの管理が非常に楽になり、セールス、マーケティングまでの
初動が非常に早くなるというメリットもあります。
たとえば、ウェブトゥリードの具体的な方法には、
自社ホームページ内のすべてのWebページに
自社サービス、自社製品の無料トライアルの案内とボタンを設置することで、
サイト内のどのページからでも見込み客、見込み顧客(リード)への導線を用意する方法や
動画コンテンツなどを用意し、ダウンロードや閲覧の際に
ユーザー登録をさせて個人情報を取得する仕組みを用意する方法、
これらの方法があります。
ウェブトゥリード(Web to Lead)からSFA(セールス フォース オートメーション)につなげる
ウェブトゥリードを使うことによって、
SFA(セールス フォース オートメーション)を利用して、
見込み客、見込み顧客(リード)の管理を楽にできるメリットもあります。
SFA(セールス フォース オートメーション)は
見込み客、見込み顧客(リード)など、セールス、営業活動に関する情報を
システムに入力することによってオートメーション化(自動化)する
営業管理の方法です。
SFA(セールス フォース オートメーション)によって社内全体に情報を共有できることから
セールス、営業活動の品質を一定に保つためにアメリカで考えられた手法です。
ウェブトゥリードなら見込み客、見込み顧客(リード)の個人情報を
インターネット、Web上でデータとして取得できるので、
取得した見込み客、見込み顧客(リード)の個人情報の登録先を
SFA(セールス フォース オートメーション)にしておけば
営業活動、セールスやマーケティングの初動までの時間を短縮するメリットが生まれます。
ウェブトゥリード(Web to Lead)を使って顧客満足にもつなげる
従来の電話やメールを使った問い合わせや資料請求の方法では、
担当者が一件ずつ返信をしたり、顧客情報を入力していたために、
時間や手間、人件費というコストがかかっていました。
そして、それだけではなく、
問い合わせ、申し込みをしたのに回答が来ない、連絡が来ない、という事態が発生していました。
担当者が席を外していたために、見込み客、見込み顧客(リード)の
問い合わせへの回答や資料請求に関する連絡に時間がかかってしまうのです。
しかし、ウェブトゥリードを使う場合、
見込み客、見込み顧客(リード)のメールアドレスをそのまま
メール配信システムやメルマガ配信システムに登録することによって
あらかじめ決めておいた定型文をメールアドレス宛てに自動で返信できます。
そのためウェブトゥリードを用意しておけば、
問い合わせや資料請求が多い企業でも見込み客、見込み顧客(リード)の情報を管理し、
また、自動返信で対応できるので、顧客満足の向上にもつながります。
会社の営業終了後も自動返信メールでの対応が可能になるので、
ウェブトゥリードを使うことで、
24時間見込み客、見込み顧客(リード)の収集もできるようになるのです。
日本ではウェブトゥリード(Web to Lead)が難しい?
日本人の特徴に、ユーザー登録が嫌いという特徴があります。
そのため、ウェブトゥリードをホームページ内で仕掛けても
なかなか名前や個人情報を入力してくれず、
ウェブトゥリードがうまくいかないことが多くなっています。
また、仮に登録したとしても、
本人にが正しい表記で個人情報を入力しているとも限らないので、
日本でウェブトゥリードを使うのは非常に難しいともいわれています。
しかし、インターネット化、オートメーション化の波が押し寄せる現代では
ウェブトゥリードを使うことが見込み客、見込み顧客(リード)の管理に
必須になってきているという側面も存在します。
今後もスマートフォンなどの普及によってインターネットの利用拡大が考えられる現代では
いかにウェブトゥリードを導入できるかが
Webマーケティング成功への大きなカギになっていくでしょう。
以上、Webマーケティングの用語、ウェブトゥリード(Web to Lead)の意味でした。
ぜひ、参考にしてください。
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