マーケティングの用語、インターネットリサーチの意味を解説していきます。
インターネットリサーチとは、簡単に言えば、
インターネットを使ってリサーチ、市場調査を行うことです。
ネットリサーチやネット調査、Web調査という名称も使われます。
通常はインターネット調査会社やリサーチ会社に依頼して行います。
インターネット調査会社には「モニター」「パネル」と呼ばれる
アンケート回答者を有していますので、
モニター、パネルにインターネットでアンケートをWeb配信するだけで
簡単にモニター、パネルからの回答を得ることができるのです。
インターネットのCGIという技術を利用することによって
回答者の答を直接編集したり、解析することができるので、
リサーチ、市場調査のスピードアップやコストダウンにつながります。
一方で、インターネットを使ったオンラインの調査ですので、
調査対象が実在するのかなど、懐疑的に考えてしまう人がいるのも特徴です。
インターネットリサーチを使うメリットとは?
では、インターネットリサーチを使うメリットを詳しく解説していきます。
インターネットリサーチでは、インターネットならではのメリットがあります。
インターネットリサーチのメリット1:他のリサーチよりも低コストに行うことができる
街頭調査を行う場合や質問用紙を用意した調査に比べると
かなり低コストでアンケート調査を行うことができます。
インターネットリサーチのメリット2:インターネットを使うため、回収が早く、調査スピードが早い
インターネット、Web上で回答を得るため、
アンケートの回答を回収するのが非常にスピーディになります。
さらに、インターネットのCGIなどの技術によって自動的に集計されるので、
分析の専門家に調査結果が渡ればすぐに分析をすることが可能です。
つまり、スピーディーで高度な調査が可能なのです。
インターネットリサーチのメリット3:大量の回答を得ることができる
街に出ての街頭調査などと違い、インターネットを使った調査になるので、
調査範囲を日本全国に広げることもできます。
対象者が少数なニッチな属性にもアプローチすることができるので、
非常に大きな幅を持った調査が可能になります。
インターネットリサーチのメリット4:アンケートに画像や動画を添付することが容易になる
商品アンケートをする場合、インターネットリサーチなら、
アンケートに商品の画像や動画を添付することが非常に容易になります。
そのため、パソコンやスマホで画像や見ながら
アンケートに回答してもらうことができるので、
認知度や好感度の調査、パッケージ画像に関する調査を非常に容易に行うことができます。
インターネットリサーチのメリット5:アンケート回答の精度を向上させることができる
インターネットリサーチなら、プログラムを使うことでアンケートを制御することができるので、
選択肢の順番を変更・シャッフルしたり、回答内容によって次の設問を変更することも
簡単にすることができます。
また、未回答の場合は送信前にエラー表示で送信できなくすることも可能なので、
無効票を減らすことができます。
プログラムの利用によって、望んだ回答を得たり、
アンケートの精度を向上させることができるのがインターネットリサーチです。
インターネットリサーチのメリット6:回答者の「本音」を回収できる
電話を使ったり、対面で回答を聞くことがないので、
自由記述の回答(フリーアンサー)で、回答者、消費者の
本音の回答を回収できる可能性が高くなります。
また、電話や対面と違い、見栄や謙遜のある回答を減らすこともできますので、
従来のリサーチ、市場調査よりも質、量、ともに優れたアンケート結果を得ることもできます。
インターネットリサーチのデメリット・注意点「モニターの質」
では、逆にインターネットリサーチを使うデメリット、注意点を解説します。
インターネットアンケートを使う場合、
回答結果の質がインターネット調査会社、リサーチ会社の保有する
モニター、パネルの質に依存していて、左右されるという特徴があります。
そのため、インターネット調査会社、リサーチ会社のモニターについて、
モニターの数がある程度確保されていること、
そもそもモニターが実在するのか、
信頼性のあるデータを得るためにモニターの属性を網羅しているか、
このように、インターネット調査会社、リサーチ会社の保有するモニター次第で
インターネットリサーチによる調査結果の質は大きく変わります。
中には換金性のあるアンケートも存在しますので、
小遣い稼ぎを目的に、大量にアンケートに回答するために、
真面目に設問を読まずに回答するモニターも存在します。
インターネット調査会社、リサーチ会社もこのようなモニターを排除するために
さまざまな対策を講じては合いますが、
インターネットリサーチにはモニターやパネルの質によって調査結果が左右されるという
デメリット、注意点があることは知っておく必要があります。
以上がマーケティングの用語、インターネットリサーチの意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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