マーケティングの用語、顧客の意味を解説していきます。
顧客とは、一般的にお客さまと呼ばれる人たちのことを指す
マーケティングの用語になります。
自社製品やサービスを購入したかどうか、ではなく、
顧客と考える基準はマーケティングを行う際に、
その個人、または法人を管理するかどうかになります。
B to Bマーケティングの場合なら、
顧客は法人ということになり、
B to Cマーケティングの場合には
顧客は個人の消費者ということになります。
顧客として管理を行う場合には個人情報を取得する必要がある
マーケティングにおいて重要だと判断した
消費者を顧客として管理していく場合には、
顧客の個人情報を取得して管理していく必要があります。
一般的に、最低限取得、管理しておく必要があるのは
顧客の氏名、メールアドレス、他に電話番号などとなります。
特に、リストマーケティングと呼ばれる
一度顧客となったお客さんに対し、
繰り返しアプローチを行っていくマーケティングでは、
顧客の個人情報を取得したり、管理したりすることが
非常に重要になってきます。
この顧客情報を管理していくことを
顧客管理、というマーケティング用語で表すこともあります。
3種類に分類される顧客
顧客は一般的に、3種類に分類されると言われています。
まだ自社の製品やサービスを購入したことのない「新規顧客」
新規顧客の中でも特に製品やサービスに興味・関心があり、
支払いの能力もある「見込み顧客」
既に自社の製品かサービスを購入した履歴のある「既存顧客」
顧客は主にこの3種類に分類されると言われています。
では、ひとつひとつの顧客の種類について解説していきます。
3つの顧客の種類1:新規顧客
企業が個人情報を取得しただけで、
まだ自社の製品やサービスの購入を行ったことのない
顧客のことをさしています。
たとえば、企業のホームページにアクセスし、
ホームページ内の登録フォームからメルマガ登録や、
会員登録などのアクションを行ったことによって、
個人情報を取得できた場合には、
この新規顧客ということになります。
他にも、セミナーや展示会での名刺交換、
既存顧客からの紹介など、
自社の製品やサービスの購入履歴はないものの、
メールアドレスや電話番号などの連絡先がわかり、
マーケティングでのアプローチをすることができる
お客さんのことを新規顧客と呼びます。
3つの顧客の種類2:見込み顧客
次に、見込み顧客です。
見込み顧客は、新規顧客の中の一つの種類になります。
新規顧客の中でも、特に自社の製品やサービスに
興味・関心があり、さらに支払い能力も問題ないことから、
製品やサービスの購入が「見込める」顧客のことになります。
たとえば、新規顧客の中でも、
製品に関する問い合わせを行ったり、
サービスのパンフレットなどを
資料請求した新規顧客です。
これらの行動を起こした新規顧客というのは、
製品やサービスに関する具体的な行動を起こしていることから
特に購入につながりやすい見込み顧客ということができます。
また、製品やサービスに興味・関心があっても、
支払い能力がない場合には
購入を見込むことができなくなりますので、
支払い能力があることも
見込み顧客の条件としては重要になってきます。
3つの顧客の種類3:既存顧客
すでに自社の製品やサービスを購入したことのある顧客を
既存顧客と呼びます。
既存顧客はすでに製品やサービスの購入履歴があるので、
企業に対しての信頼感もあると考えられ、
新規顧客よりも簡単に他の製品やサービスの購入にも
つなげることができると考えられます。
「1:5の法則」という法則では、
新規顧客から利益を得るためには
既存顧客から同じ利益を得る場合の
5倍のコストがかかると言われています。
企業としての利益を増やしていく場合には、
既存顧客を大切にしていくマーケティング戦略が
重要だとされています。
まとめ:それぞれの顧客に対して適切なアプローチをすることが大切
特に新規顧客の場合には、製品やサービスの購入につながると考えられる
見込み顧客を絞り込んで、
その顧客に対して適切な営業活動を行うことが
効率的に成果を上げることにつながっていきます。
たとえば、メールマガジンを配信する場合にも、
顧客の見込みの度合いに応じてセグメント、
つまり、グループ分けすることで、
それぞれの顧客に対として、属性にあった、
適切なメールマガジンを配信する必要があります。
また、既存顧客となった顧客に対しても、
継続的に製品やサービスを購入してもらえるように
マーケティング戦略を組み立てていく必要があります。
新規顧客、既存顧客、
それぞれのバランスを取りながらマーケティングを進めることで
企業の利益を伸ばしつつ、また、
将来に向けた資産の構築も行っていくことができます。
顧客はマーケティングにおいても
最も重要な要素の一つとなります。
顧客ありきのマーケティングを意識しながら、
ビジネスの戦略を構築していきましょう。
以上が、マーケティングの用語、顧客の意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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