マーケティングの用語、マッピングの意味を解説していきます。
マッピングとは、とある項目に対して
別の項目を位置付けたり、割り当てたりしていくことです。
または、項目を位置付けたり、割り当てたりする際の
ルールのことをマッピングと呼ぶ場合もります。
マッピング(Mapping)とは本来、
「地図作成」「写像」「対応付け」などの意味を持つ英単語です。
マッピングでは規則やルールに従って対応付け、割り当てを行う
マッピングでは、ある項目に対して
別の項目を位置付けたり、割り当てたりしていきます。
たとえば、データベースAとデータベースBがあり、
データベースAにあるデータ項目をデータベースBにインポートする場合に
それぞれのデータベースにある異なるデータを
同一項目として関連付けていく作業をマッピングと呼びます。
他にも、地域別の人口データを
地図の上に表示して割り当てていく作業も
マッピングと呼ぶことができます。
これらのマッピングを行う場合には、
不具合を生じさせないことがとても重要になります。
そのため、特定の規則を用意したり、
割り当てのためのルールを容易することによって
それらに従ってマッピングをしていく必要があります。
マッピングは分野によってさまざまな種類がある
一般的にマッピングという場合には、
とある項目に対して別の項目を位置付けたり割り当てたりして
関連性を持たせていくことを指しています。
しかし、マッピングという言葉は
他にも様々な種類の作業を指して使われることのある言葉です。
たとえば、3Dのモデルを描写する場合に
表面上にある凹凸、光の反射や影などを表現していくことも
マッピングと呼ばれます。
他にも、分野や業界が異なってくれば、
様々な種類のマッピングが存在します。
具体例として、それらのマッピングのいくつかを紹介していきます。
マッピングの種類1:デジタルマッピング
デジタルマッピング(Digital Mapping)、
省略してDMとも呼ばれるマッピングの種類です。
空中写真から測量結果を出すことで
それをデジタル形式で解析、数値から地図を作成する
地図作成のマッピングになります。
デジタルマッピングには写真測量、航空写真測量があります。
写真測量の場合、異なる2箇所からの映像を
重ね合わせることで立体感、距離感を生み出し、
正確な座標を与えることで距離や大きさを測定していきます。
人間が2つの目を通してみることで
距離感を掴んでいるのと同じ原理ということになります。
航空写真測量の場合、
航空機から撮影した航空写真を利用して
デジタルマッピングを行っていきます。
現在ではデジタル方式での測量を行ったり、
コンピュータを使って地図を作成していく方式が一般的になっています。
街並みや幹線道路の立体模型を作ったりする場合に
デジタルマッピングが用いられることになります。
マッピングの種類2:マインドマッピング
主にビジネス分野で使われるマッピングには
マインドマッピングという思考法、発想法があります。
マインドマッピング、またはマインドマップと呼ばれることもあります。
頭の中にある思考を整理することで
発想を豊かにしていくための方法です。
想像の根幹にあるもの、そして
そこから生まれた連想をつなげていくことによって
頭の中にある情報を整理し、さらに記憶しやすくなるのです。
1枚の紙を用意し、その中心にメインのテーマとなる
キーワードを書き込むことから始めます。
マインドマッピングの中心となるキーワードが決まったら、
あとは放射状に中心のキーワードから連想される言葉や概念を書いていきます。
この時に放射上に広げていくものを「枝」「ブランチ」などと呼びます。
マインドマッピングを行う場合、
一般的には中心のキーワード、主題に近いほど抽象的な概念や言葉となり、
枝・ブランチの末端、つまり、中心にある主題から離れるほどに
具体的な概念やキーワードが良いとされています。
しかし、マインドマッピングによる思考をあまりやったことがない場合には
意識して書いていくことが大変になっていくので、
とりあえず思いついたことから書いていくのがいいとされています。
まとめ:マッピングには様々な意味がある
今回紹介したように、マッピングには様々種類・意味があります。
基本的にどの分野、どのマッピングだとしても
とある項目・事柄に対して他の項目などを対応させていく、
割り当てていくという考え方が根底にあります。」
デジタルマッピングの場合には
写真や映像と解析した距離などのデータを対応させていきますし、
マインドマッピングの場合には、
中心となる考え方に対して、関連するキーワードや概念を
次々に対応させていく思考法ということになります。
ただし、一般的にマッピングという言葉が使われる場合には
地図を作成したり、地図に対して何かしらのデータを
対応、位置付けていくことが多くなると考えることができます。
様々なマッピングを自社のビジネス・業務に取り入れることで
効率化していくことが大切になっていくでしょう。
以上が、マーケティングの用語、マッピングの意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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