マーケティングの用語、コンテンツマーケティングの意味を解説していきます。
コンテンツマーケティングとは
ユーザーが必要とする適切な情報をコンテンツとして提供することで
新規顧客の獲得や顧客エンゲージメント(顧客との関係構築)を
行っていくことを目的としたマーケティングの手法です。
広告を出稿するのではなく、
自社のWebサイトやソーシャルメディアのアカウントなどで
情報を発信していくのがコンテンツマーケティングの特徴です。
見込み客となる消費者や顧客が
何度でも自社のWebサイトやソーシャルメディアのアカウントに
アクセスしたいと思う付加価値の高い情報・コンテンツを
発信していくことによって、
見込み客・顧客の購買行動を促進することができます。
この、付加価値の高い情報やコンテンツを
見込み客や顧客に提供していくことが
コンテンツマーケティングの肝となる要素です。
コンテンツマーケティングの目的は潜在的な顧客を育てること
コンテンツマーケティングは
ユーザー・消費者にとって価値のあるコンテンツを作成することで
見込み客のニーズを育成し、購買につなげ、
最終的にファン化させることを目的とした
マーケティングの手法になります。
そのため、コンテンツマーケティングのポイント、要点となるのは、
「価値あるコンテンツを作る」「顧客を育てる」「ファン化する」
この3つとなります。
従来の集客方法であるリスティング広告などでは
すでにニーズが顕在化している、
いわゆる「今すぐ客」をターゲットとしますが、
コンテンツマーケティングはそれとは異なります。
まだニーズが顕在化していない潜在的な顧客に対して
適切なコンテンツを提供することによって自社や
自社の製品・サービスのことを知ってもらい、
ひとつずつプロセスを経て育成していくマーケティングの手法になります。
そのため、コンテンツマーケティングとは、
単一のツールやテクニックを指すのではなく、
全体的なマーケティングプロセスを構築する
「概念」「考え方」と理解しておくべきです。
検索エンジンのアルゴリズムのアップデートによってコンテンツマーケティングが重視される
現在では、適切なコンテンツ、良質なコンテンツを提供する
コンテンツマーケティングの考え方が重視されるようになってきています。
その流れは、Googleが検索エンジンのアルゴリズムを
アップデートしたことからも見ることができます。
現在のGoogleの検索エンジンのアルゴリズムでは
コンテンツにオリジナリティがなかったり、
被リンクだけを目的としたコンテンツはスパムとして扱われるため、
オーガニック検索(ナチュラル検索、自然検索)の表示順位において
大きな変動が出ています。
このような検索エンジンのアルゴリズムの動きからも、
コンテンツの内容を重視するコンテンツマーケティングに
注目が集まってきているのです。
コンテンツマーケティングの考え方がSEO(検索エンジン最適化)にも効果を発揮する
つまり、コンテンツマーケティングによって
自社のサイト内の情報を良質なものに改善したり、
ユーザーにとって適切なコンテンツを提供することが
SEO(検索エンジン最適化)においても非常に有効なのです。
そのため、現在は、
SEO(検索エンジン最適化)対策という観点からも
多くの企業がコンテンツマーケティングの考え方に着目しているのです。
コンテンツマーケティングの成功事例:日本電気株式会社(NEC)のWISDOM
では、ここで国内企業のコンテンツマーケティングの
成功事例を紹介します。
日本電気株式会社(NEC)のWISDOMという
ポータルサイトです。
日本電気株式会社(NEC)では、
将来的に顧客になり得るユーザーとの
コミュニケーションのために
WISDOMというビジネスポータルサイトを開設し、
コンテンツマーケティングに取り組みました。
ビジネスユーザーが求める適切なトピックを紹介することで、
潜在的な見込み客を集めることに成功した
コンテンツマーケティングの事例です。
これまでは製品の情報を必要とする
ユーザーとの接点しか持っていなかった
日本電気株式会社(NEC)が、
メールマガジンの購読者数70万人という
成功事例になりました。
まとめ:コンテンツマーケティング
Googleの検索エンジンのアップデートをはじめ、
今後はさらにコンテンツ重視のマーケティングが
中心になっていくと考えることができます。
たとえ時間をかけたとしても良質なコンテンツを作ることは、
コンテンツマーケティングの成功につながるだけでなく、
企業にとっての資産にもなります。
「今すぐ客」を獲得するための
即効性のあるマーケティングだけでなく、
長期的な利益の期待できる
コンテンツマーケティングにも注力をしていくことが
これからのビジネス・マーケティングの成功に
必要な要素になると考えられます。
以上が、マーケティングの用語、
コンテンツマーケティングの意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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