FMOTとは?FMOT(エフモット)の意味を丁寧に解説

マーケティングの用語、FMOT(エフモット)の意味を解説していきます。

FMOT(エフモット)とは
P&G社が提唱したマーケティングの概念です。

消費者が店頭で商品パッケージや
商品のディスプレイを見て、それを決めてとして
購入を決定するという考え方です。

FMOT(エフモット)では消費者は3秒〜7秒の間で購入を決める

P&G社が提唱したFMOT(エフモット)の概念を
簡単に表す場合、

「消費者は並べられた商品を見て3~7秒で、それが魅力的かどうか見定める」

このように定義することができます。

つまり、FMOT(エフモット)の考え方では
消費者は店頭の商品を見て3秒〜7秒で
購入するかどうかを決定するのです。

P&G社では、この3秒〜7秒のことを
真実の瞬間(Moment of Truth)と呼び、
そこからFirst Moment of Truthという概念になりました。

First Moment of Truthの頭文字を取り、
省略した言葉がFMOT(エフモット)です。

実際にP&G社がこのFMOT(エフモット)の概念を取り入れた
マーケティング活動を行ったことにより成功したため、
マス広告だけではなく、
店頭で広告活動を行うことも非常に重要であると
FMOT(エフモット)の概念が広まりました。

現在ではFMOT(エフモット)は通用しなくなった?

FMOT(エフモット)が提唱された当時、
消費者はマス広告などに影響を受けて店に脚を運ぶ前から
欲しい商品を決めているため、
店の中でのプロモーションは効果がないと言われていました。

そのため、P&G社が提唱したFMOT(エフモット)は
当時の消費者の行動に関する考え方に対して
反対の考え方だったと言うことができます。

その一方で現在ではFMOT(エフモット)の考え方は
通用しないと考えられるようになってきました。

つまり、店頭で購入を決めるというFMOT(エフモット)の考え方ではなく、
消費者は店に来る前に欲しい商品、買う商品を決めているということです。

では、FMOT(エフモット)という概念はそもそも間違えであり、
P&G社が成功できた要因は他にあったのでしょうか?

実は、そうではなく、当時と現在では状況が変わったため、
現在はFMOT(エフモット)が通用しなくなったと考えることができます。

FMOT(エフモット)が通用しなくなったのは消費者の情報力が高くなったから

FMOT(エフモット)が提唱された当時と違い、
現在ではインターネットやWebメディアが急速に発展したことにより
消費者がより多くの質の高い情報を持っていると考えられます。

そのため、FMOT(エフモット)が提唱された時よりも
消費者ははるかに多くの情報を持った状態で
店頭に脚を運ぶことになるのです。

たとえば、自宅のテレビを買い換えようと思った場合、
FMOT(エフモット)の考え方では、たば漠然と、
「このくらいの大きさで、予算はこれくらい」と決めて
家電量販店や電機屋の店頭で商品を決めていました。

しかし、現在ではインターネットを利用することで
各社が発売している全ての商品を検索でき、
また、口コミサイトやTwitterなどのSNSで
実際に利用した消費者の口コミや感想を知ることができます。

そのため、FMOT(エフモット)の概念とは違い、
現在では消費者が店頭に書いた時点では既に欲しい商品は決まっていて、
店頭でプロモーションなどを行っても
FMOT(エフモット)が提唱された頃のような効果を見込むことはできません。」

アップセルにより追加の購入を促すくらいです。

まとめ:FMOT(エフモット)からZMOT(ジーモット)へ

このように、現在の店頭に行く前から
消費者の欲しい商品、買う商品が決まっている状態のことを
FMOT(エフモット)に対してZMOT(ジーモット)という概念で表します。

ZMOT(ジーモット)はGoogleが提唱した概念で、
「消費者は店頭の商品を手に取る前に既に商品を買っている状態である」
と表すことのできる概念です。

現在ではFMOT(エフモット)の概念から
このZMOT(ジーモット)へと消費者の購買行動が
シフトしていると考えられています。

そこで、企業や店舗が考えなくてはいけないのが
FMOT(エフモット)による店頭でのプロモーションよりも
Webマーケティングに力を入れるということです。

Webメディアやソーシャルメディアなど、
多くの消費者が利用するメディアを媒体として
マーケティングを行っていくことが重要になるのです。

インターネットやWebメディア、ソーシャルメディアは
今後も発展・普及を続けると考えられるので、
当面の間はFMOT(エフモット)ではなく、
ZMOT(ジーモット)の考えのもとで
マーケティングやビジネスの戦略を構築する必要があると
考えることができます。

以上が、マーケティングの用語、FMOT(エフモット)の意味になります。

ぜひ、参考にしてください。

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