マーケティングの用語、イベントマーケティングの意味を解説していきます。
イベントマーケティングとは顧客の行動変化を利用して
コミュニケーションのきっかけを作るマーケティングの手法です。
顧客が通常の行動、普段の行動と違う行動を取った場合に
コミュニケーションのきっかけを作っていくのが
イベントマーケティングというマーケティング手法です。
イベントマーケティングという場合もあれば、
イベント主導型マーケティングやEBM(Event Based Marketing)
という言葉で表される場合もあります。
イベントマーケティングの「イベント」は催しではなく、行動の変化
イベントマーケティングに使われているイベントの単語は
「イベントを開催する」「イベントを催す」などのように使われる
「催し」を表す言葉ではありません。
イベントマーケティングにおける「イベント」は
顧客の行動の変化を指す意味を持つ単語になります。
顧客の行動の変化を表す「イベント」の具体的な例としては、
■小売業において、これまでA商品を定期購入していた顧客がB商品を購入した
■金融業において、定期的に入金をしていた顧客の入金が増えた、もしくは減った
■サービス業において、普段は休日・祝日に予約をしていた顧客が平日に予約を行った
など、このような例が
イベントマーケティングにおけるイベント、
つまり、顧客の行動の変化ということになります。
イベントマーケティングでは顧客の行動の変化をコミュニケーションのきかっけにしていく
イベントマーケティングでは先述したような
顧客の行動の変化を見つけるためにも、
企業が保管している大量の顧客の行動データと比較し、
顧客が普段とは違う行動を取っていないかを見ていく必要があります。
顧客の購買履歴などの行動履歴データを参照することで
普段はどのような行動を取っていたのか、など、
顧客の普段の行動や購買に関する動きが分かります。
その過去の顧客の行動履歴データと比較することによって
イベントマーケティングに必要な
顧客の行動の変化を見つけることができるのです。
そして、顧客が通常とは違う行動を取った場合に
そこをコミュニケーションのきっかけとして捉え、
マーケティングを行っていくのが
イベントマーケティングというマーケティング手法です。
イベントマーケティングの方法・やり方
実際にイベントマーケティングを行い
顧客とのコミュニケーションを行う場合の方法・やり方です。
最初にイベントマーケティングでは
顧客の行動履歴データから
通常とは違う行動を取ってないかを見ていく必要があります。
そこで通常とは違う行動を取った顧客が見つかれば、
実際にコミュニケーションを取っていきます。
これがイベントマーケティングです。
イベントマーケティングにおいて、ここでのポイントとしては、
顧客全員に同じタイミングで同じ内容で
コミュニケーションを行わないことです。
普段とは違う行動を取った、特定の行動を取った顧客のみを
ターゲットとしてコミュニケーションや
まーけてぃんぐの施策を行っていきます。
そして、そのターゲットとなる顧客にのみ、
内容、タイミングともにその顧客に絞り込んだ
コミュニケーションを行っていくのが
イベントマーケティングの方法・やり方の中でも
ポイントになってきます。
イベントマーケティングを行うメリット
イベントマーケティングを行う大きなメリットには
効果の見込める顧客に対して集中的なマーケティングが
行えるということがあります。
イベントマーケティングを行うことによって
ターゲットとなる顧客にのみ
経費を集中的に投下することができます。
そのため、顧客全員に対して
同じマーケティングを行うよりもコストの削減を
望むことができるというメリットがあります。
また、ターゲットとなる顧客を決めてコミュニケーションを取るので、
ターゲットとなる顧客に対して的確な情報届けることができるメリットも
イベントマーケティングでは同時に見込むことができます。
特定の行動を起こした顧客のみをターゲットとするため
イベントマーケティングを行う場合には
これらのメリットを望むことができるようになるのです。
まとめ:イベントマーケティングでは特定の顧客に集中してコミュニケーションを仕掛ける
イベントマーケティングでは
普段とは違う行動を取った顧客に対してのみ
その顧客に会った内容、タイミングでコミュニケーションを取ります。
つまり、イベントマーケティングでは
顧客全員に対してマーケティングを行うのではなく、
特定の顧客に対してどのくらい集中的に経費を投下し、
また、的確なコミュニケーションが取れるかが
成功させるためのポイントとなってくるのです。
そのためにもやはり、過去の大量の顧客情報を分析することなど、
基本的なことがイベントマーケティングに必要になってきます。
以上が、マーケティングの用語、イベントマーケティングの意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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