リスティングとは?リスティングの意味を丁寧に解説

マーケティングの用語、リスティングの意味を解説していきます。

リスティングとは特定の条件を指定して、
データ群の中からデータを分類、抽出することを指す
マーケティングの用語です。

本来はデータを分類・抽出することを意味する
マーケティングの用語として使われていましたが、
現在ではGoogleやYahoo!をはじめとした
リスティング広告を意味する言葉として
利用されることが多くなっている言葉です。

リスティングとは本来データを分類・抽出することを意味する言葉

現在ITやWebマーケティング業界でリスティングという言葉を使うと、
多くの場合、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが提供する
リスティング広告を意味することが多くなっています。

しかし、本来リスティングという言葉の意味は
データを分類・抽出することであり、
英単語の「listing」に由来しています。

listing(リスティング)を日本語に訳した場合、
「名簿」「カタログ」「表」「目録」「リスト」「一覧表」などの意味があり、
そこからデータを分類・抽出して表にするなど、
リスティングの意味として使われるようになりました。

リスティングという言葉を使う具体例

では、どのような場合にリスティングという言葉を使うのか
どのような場合にリスティングが行われるのか、
リスティングという言葉の具体的な例を紹介していきます。

リスティングの具体例:メルマガ配信の対象者を抽出する

最初の具体例として、メルマガを配信する際に
特定の読者にだけメールを配信するために
配信者リストを絞る場合には
メルマガ配信リストを「リスティングする」と言うことができます。

同じメルマガ読者にメールを配信する場合でも
さらに特定の読者にのみ配信したい場合があると思います。

クリック数がゼロの読者にのみ
特定のオファーを流すことによって
いわゆる「休眠読者」から戻したい場合などは
メルマガ読者全員に対してではなく、
いわゆる休眠読者、つまり、メルマガ本文中の
URLをクリックしていないために
そもそもメルマガを読んでいない可能性のある読者に絞り
メルマガ配信をしていくことが有効になります。

その際に有効になるのがリスティングなのです。

この場合は「メルマガ読者をリスティングする」と
リスティングという言葉を使うことになります。

リスティングの具体例:有望な見込み客を抽出する

マーケティング活動では他にもリスティングという
言葉を使うタイミングはあります。

たとえば、企業のマーケティング部門では
送出した見込み客を教育・啓蒙活動を行うことで
自社の製品やサービスへの興味・関心を高めていきます。

その後、営業部門に引き渡す前に
特に成約につながると考えられる有望な見込み客を抽出し、
その見込み客を案件として営業部門に引き渡します。

この時も自社に対して特に興味・関心を抱いているという条件で
見込み客のデータを分類・抽出することになるので、
「見込み客のデータをリスティングする」と言うことができます。

リスティングと同じ意味で使われるリスティング広告とは?

本来、リスティングには、
先述したように「データを分類・抽出する」という意味があります。

しかし、現在ではリスティングというと
GoogleやYahoo!をはじめとした
検索エンジンが提供するリスティング広告のことを
意味する場合が増えてきています。

リスティング広告はPPC広告(広告のクリック数に応じて広告料が発生する広告)の一種で、
Google検索やYahoo!検索など、検索エンジンを使って
インターネット検索を行った際の検索結果に
表示される広告のことを指しています。

指定した検索キーワードの検索結果の上位に表示され、
さらに、クリック数に応じて広告料が発生する
クリック課金型の広告であるため、
手軽に利用するうことができるWeb広告として
現在主流になっている広告の1つです。

Google AdWordsやYahoo! JAPANプロモーション広告が有名で、
Web広告の手法として流行してしまったため、
リスティングといった場合には
このリスティング広告を意味することが多くなってきたのです。

まとめ:リスティングとリスティング広告の意味は異なる

IT業界やWebマーケティングの業界では特に
リスティングとリスティング広告が同じ意味で
使われることが多くなっています。

しかし、実際にはリスティングには
「データを抽出・分類する」という意味があるので、
リスティング広告とは異なる意味の言葉になるのです。

IT業界やWebマーケティングの分野でリスティングという言葉が使われれば
基本的にはリスティング広告のことを意味していると考えて問題はないはずです。

しかし、実際には「データを抽出・分類する」という意味があることを知っておくことで
業務に関する連絡や意思疎通に相違が出てしまうことを防げるはずです。

リスティングとは本来、リスティング広告を意味するのではなく、
他に「データを抽出・分類する」という意味があることを
しっかりと抑えておきましょう。

以上が、マーケティングの用語、リスティングの意味になります。

ぜひ、参考にしてください。

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