マーケティングマイオピアとは?マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)の意味を丁寧に解説

マーケティングの用語、
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)の意味を
解説していきます。

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)とは
企業が自社のマーケティング上の使命を
狭く解釈しすぎることによって
変化への対応力を失ってしまうことを指した
マーケティングの用語です。

アメリカのマーケティング学者で
マーケティング界の大御所とも言われた
セオドア・レビット博士が1960年に論文で発表した考え方です。

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)で自社のビジネスが衰退する

アメリカのマーケティング学者セオドア・レビット博士が提唱した
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)では、
企業が自社のマーケティングの使命を狭く解釈しすぎることで
変化への対応力を失ってしまうと言われています。

たとえば、市場や顧客のニーズを軽視し、
自社が作りたいモノを作る企業視点での物作りを続けると
自社のビジネスは衰退してしまいます。

このような近視眼的なマーケティング活動のことを指して
マーケティングマイオピアと言います。

マイオピア(myopia)は、
近視眼的である、という意味のある言葉です。

セオドア・レビット博士はこの
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)の考え方から
企業は「モノづくり絶対主義」から脱却をし
「顧客満足追求を目的とするマーケティングを中心に活動すべき」と
主張を展開しています。

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)の事例:アメリカの鉄道産業

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥り
衰退していった事例に「アメリカの鉄道産業」があります。

現在のアメリカが車社会であることから分かるように
アメリカの鉄道は長い歴史の中で衰退していきました。

セオドア・レビット博士はアメリカの鉄道が衰退した理由は
鉄道産業そのものの衰退にあるのではなく、
鉄道会社が自社の属する産業や技術を狭く定義した、
つまり、マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)だと指摘しています。

アメリカの鉄道会社は自社の属する産業を
「輸送産業」ではなく「鉄道産業」と捉えていました。

そのため、鉄道会社による輸送だけに限定してしまったために
成長するチャンスを逃してしまったのです。

つまり、アメリカの鉄道産業に不足していたのは
産業の成長のチャンスそのものではなく、
経営的な想像力や大胆さだと指摘しています。

これがマーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)なのです。

コモディティ産業はマーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥る

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)になってしまう可能性は
あらゆる産業に存在します。

たとえば、コストを下げるために大量生産が中心となる
コモディティ産業がそれに該当します。

コストを下げ、大量生産を行い、
製品を以下に事業のキャッシュに換えるかを最優先する、
この考え方がモノづくり絶対主義、
作り手企業中心の発想であり、
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に近づいていくのです。

このように、
生産にかかるコストを限りなく抑えることで利益を出すという
製品至上主義は非常に危険な考え方で、
ビジネスの衰退につながっていくだけになります。

自社の既存製品しか目に入らなくなり、
製品がコモディティ化していく、
これによって
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に
陥っていくことになるのです。

成長産業にマーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)の危険性がある

現在成長を続けている成長産業は
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に
注意するべきであると考えることができます。

企業や産業が成長を続けている時は
生産性や拡張性といった、製品や生産に関係する部分にばかり
目がいくようになってしまいます。

中でも技術が先行する市場・産業の場合には、
優れた商品を開発・生産すれば自然に売れるという発想になりやすくなります。

そのため、マーケティングや顧客への関心が薄くなり、
作り手企業中心の発想となっていき、
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥っていくのです。

マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥らないために

自社の製品やサービスに愛着があるほど、
既存の製品やサービスを事業上のキャッシュに換えるための
販売活動に専念するようになってしまいます。

その結果、市場や顧客のニーズに目が行かなくなり、
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥るのです。

市場や顧客のニーズを想像し、発見し、そして顧客を満足させ続ける。

これはマーケティングの基本的な考え方ですが、
売上への貢献を考えるために見落としがちになり、
マーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥るのです。

マーケティングの基本を忘れないこと、
これがマーケティングマイオピア(近視眼的マーケティング)に陥らないための
基本的な、かつ、効果的な対策と考えることができるのです。

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もちろんスーパーで野菜と肉買って一人鍋とかする日もあります。
学生時代は牛丼屋の松屋でもバイトしてた食いしん坊な男です。

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