Webマーケティングの用語、ビッグデータの意味を解説します。
ビッグデータとは一般的には
企業の社内にある巨大なデータのことを意味していて
通常のデータベースや情報管理では扱いきれず、
また、今後もさらにデータ量が増えていく
巨大なデータのことを指すマーケティングの用語です。
巨大なデータのことを言う場合に
ビッグデータという言葉が良く使われますが、
実は明確な定義は存在しません。
ITの進化によって生まれた膨大なデータのことをビッグデータ呼ぶ
インターネットの普及、そしてIT技術の進化によって
企業はこれまで以上に膨大な、大容量のデータを
扱うようになってきました。
その大容量で多様なデータのこと、
または、そのデータを扱う仕組みのことを
ビッグデータと呼びます。
ビッグデータに明確な定義は存在しませんが、
一般的には多様な種類があり、さらにデータの量が膨大で、
日々データ量が増え続けているデータのことを
ビッグデータと呼びます。
ビッグデータはただ単に大容量なデータではない
ビッグデータと呼ばれるデータは
大容量、膨大な量のデータであることが多いですが、
ビッグデータの特徴として、
ただ単に大容量であるということだけではありません。
ビッグデータには様々な種類・形式が含まれていて、
非構造化、非定型的データとなっています。
つまり、日々膨大に生成・記録される
時系列であったり、リアルタイム性のあるデータのことを
ビッグデータと呼ぶことが多くなります。
たとえば、Webサイトへのアクセス情報や
インターネットショッピングにおける顧客の購入履歴など、
これらの情報は毎日のように生成される膨大なデータであり、
時系列であり、また、リアルタイム性のあるデータであることから
ビッグデータとして扱われることが多くなります。
ビッグデータの量的な特徴と質的な特徴
では、ビッグデータにはどのような特徴があるのか、
ここで、ビッグデータの「量」と「質」に着目して
ビッグデータの特徴を解説していきたいと思います。
ビッグデータの量的な特徴
ビッグデータは先述したように、日々膨大に生成される
時系列性・リアルタイム性のある大量のデータです。
そのため、ビッグデータは日々増え続けることになり
データ量を表す「バイト」の単位を使うならば、
数ペタバイト、数エクサバイト、数ゼタバイトという
膨大な数値になります。
※1ペタバイト=約1,000テラバイト
※1エクサバイト=約1,000ペタバイト
※1ゼタバイト=約1,000エクサバイト
このように、ビッグデータをデータ量で表す場合には
膨大すぎる数値になるので、
ビッグデータを量的な特徴から語ったり、定義することは
あまり意味がないとされることが多くなります。
ビッグデータの質的な特徴
現在ではスマートフォンの普及により、
様々なデータがWeb上に溢れています。
たとえば、テキストデータ、画像、音声、動画、位置情報、
顧客の購入履歴や会員情報などがあり、
これらの多種多様なデータがビッグデータとなります。
ビッグデータという場合には、
何か1種類のデータだけということはなく、
このように、様々な種類、多種多様な
データという特徴があります。
そして、これらのビッグデータを
企業のマーケティング活動に活かしていく、
または企業のマーケティング活動に活かせる、
このような前提があることが
ビッグデータの質的な特徴と言うことができます。
ビッグデータを企業が利用するメリット
ビッグデータを管理する仕組みを利用することによって
企業はこれまで管理しきれなかった膨大なデータを
記録・保管・分析することができます。
そのため、データを利用した予測可能な範囲が拡大し
これまでにはなかった新しいシステムが普及し始めています。
たとえば、インターネットショッピングなどのWebサービスなら
顧客の購入履歴やエントリー・申し込み履歴、
他にもサイト内でのアクセス情報、アクセス履歴を参考に、
顧客に対して適切な商品を紹介することができるようになっています。
ビッグデータを分析することによって
それぞれの顧客に対して適切な情報提供が
自動的に行えるようになってきているのです。
これまでになかったシステムの開発や
マーケティング戦略の構築ができること、
これが企業がビッグデータを扱うことによって得られる
メリットということになります。
まとめ:ビッグデータはどう扱うかが重要
ビッグデータの本質となるのは
大量のデータを収集、組み合わせ、分析することによって
新しい施策を構築したりすることになります。
つまり、ビッグデータにおいて最も重要になるのは、
企業がビッグデータをどう扱うのか、
ビッグデータによって何をするのか、ということになります。
ビッグデータに明確な定義はありませんので、
ビッグデータとは何か、ではなく、ビッグデータを
「どう扱うのか」を重視して考えていく必要があります。
以上が、マーケティングの用語、ビッグデータの意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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