スパムメールマーケティングの用語、スパムメールの意味を解説していきます。
スパムメールとは受信者に通知したり、許可を得ることなく
無差別かつ大量に送信される広告メールのことを指します。
特電法(特定電子メール法)などによって
スパムメールを送信する業者に対しての対策がされていますが、
もともとスパムメールを送信する業者は確信犯であることから
法律を制定しても効果が薄いとされています。
現在でも多くのスパムメールが日々送信されていて
インターネットの発展に法整備などが追いついていない
典型的な例のひとつとなっています。
スパムメールは受信者の同意・オプトインなしに送信される迷惑メール
通常、広告や宣伝を含むメールを送信する場合、
受信者となるユーザーの同意を取ることが義務づけられています。
しかし、スパムメールの場合は同意やオプトインに関係なく、
業者の手元にあるリストに大量に広告・宣伝が目的のメールを配信します。
メルマガ登録フォームなど、正しく入手したメールアドレスではなく、
不正に購入したメールアドレスや違法に手に入れたメールアドレスに対して
スパムメールは送られる傾向が強くなっています。
そのため、スパムメールはユーザーにとっては
身に覚えのない業者からいきなり送られてくるメールのため、
「迷惑メール」とも一般的には呼ばれています。
スパムメールを規制するための特電法(特定電子メール法)が制定されていますが、
スパムメールを送る業者はこの特電法の存在を知った上で送信するので
法律が制定されていても非常に効果がうすくなってしまいます。
また、スパムメールを送る場合、海外のサーバーを使っていたりするため、
どの国の法律が適用されるかが曖昧になる問題も存在しています。
広告・宣伝以外のスパムメールの手口
以前は広告・宣伝を目的としたスパムメールも存在しましたが
現在ではスパムメールで広告や宣伝をしても効果が薄いことから
悪質な手口・手法のスパムメールが増えています。
どのような目的・手口でスパムメールが使われているのかをここで紹介します。
広告・宣伝以外のスパムメールの手口1:ウイルス攻撃・フィッシング詐欺
スパムメールにウイルスやスパイウェアなどを仕掛けることによって
受信したユーザーのパソコンを攻撃し、
個人情報などを引き出すことが目的のスパムメールです。
メールを開いたり、添付されているファイルを開いた瞬間に
パソコンがウイルスに感染したりする危険性があります。
そのため、身に覚えのない送信元からのメールがあった場合には
無闇に開かずに、スパムメールである可能性を疑う必要があります。
現在ではメールソフト(メーラー)や
フリーメールのサービス自体にスパムメール対策機能が付いていることがあります。
そのため、迷惑メールとして判定されたメールについては
無闇に開いてクリックしたり、添付ファイルを開かないことが大切になります。
他にも、公式サイトを謳ったフィッシング詐欺の危険性もあります。
インターネットショッピングのサイトや
ネットバンキングを展開している銀行を装ってメールを送信し、
不正にアカウント情報やパスワードを入手して不正利用を行うのです。
広告・宣伝以外のスパムメールの手口2:有効なメールアドレスの確認
メールアドレスに使われやすい文字列に対して
無作為にメールを送信するスパムメールの種類もあります。
そのメールアドレスが存在するかどうかを確認せずに
無作為にメールを送信し、
「今後メールが不要な場合にはご連絡ください」などのメッセージを載せることで
有効なメールアドレスを収集しているのです。
そのため、身に覚えのないサイトからのメルマガが来て
解除のための操作や連絡をしてしまった場合、
自分のメールアドレスが有効であることを知らせることになり、
結果的にスパムメールが増えてしまう可能性があります。
スパムメールへの対策
では、スパムメールが届かないようにするための対策には
どのような対策があるのでしょうか?
スパムメールへの対策として最初に挙げることができるのが、
メールアドレスを簡単なもにしないことです。
簡単なメールアドレスや短いメールアドレスの場合、
先述した存在するかどうかも分からないメールアドレスに対して
送信するスパムメールの標的になってしまう可能性があります。
また、狙われやすいメールアドレスとして、
ホームページ上に連絡先として公開しているメールアドレスがありますが、
そのようなメールアドレスは誰でも見ることができるので、
スパムメールの業者の標的となってしまいます。
ブログやホームページ運営などで連絡先として公開しているメールアドレスがある場合、
そのメールアドレスにはスパムメールが届く可能性があることを意識しておく必要があります。
まとめ:スパムメール
スパムメールは非常に迷惑なだけではなく、危険な存在です。
今回紹介したような対策を交え、
スパムメールに関する知識をつけておくことが
被害を減らすための対策となるはずです。
逆にメルマガをはじめ、メールマーケティングを行っている場合には、
自社のメールがスパムメール判定を受けないように
最新の注意を払ってメルマガの作成・メールの送信を行う必要があります。
以上が、マーケティングの用語、スパムメールの意味になります。
ぜひ、参考にしてください。
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